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講師プロフィール
池内 美奈子(いけうち・みなこ)
俳優指導者 / ヴォイス・コーチ / 演出 / ドラマターグ
1990年青山学院大学文学部英米文学科卒業するとすぐに英国ヨークシャーに渡り、1991年までARTTS International 校にて舞台と映像作品の創作法を学ぶ。その後、海外演劇作品招聘、企画、製作、翻訳・通訳を行う。主な翻訳作品は『ラパン・アジールに来たピカソ』(1997年、2000年)、『パパに乾杯』(1999年、2001年)。一方、オフ・ブロードウェイ作品への投資を行う。それらを通して、この国の俳優育成を強化する必要があると感じる。
2000年度文化庁芸術家在外研修員としてロンドンの Royal Central School of Speech and Drama のヴォイ ス・コースに学び、ヴォイス学修士(MAVS)取得。以後、香港や韓国、またウェールズの Royal Welsh College of Music and Drama や東京藝術大学、多摩美術大学などの教育機関にて演劇やヴォイスを教える。そして、俳優の竹内結子氏、土屋太鳳氏、林遣都氏の個人レッスンや、パナソニックの津賀社長をはじめとするビジネス・リーダーのスピーチ・コーチを手掛ける。
2005年の初年度より2020年3月まで、新国立劇場演劇研修所ヘッドコーチをつとめる。その後は『Navy Pier 埠頭にて』side-C (2021年)の演出、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(2022年)、『レオポルトシュタット』(2022年)、『ミュージカル・マチルダ』(2023年)のヴォイス&スピーチ指導。
木村 早智(きむら・さち)
ムーブメント・演技講師 / ムーブメントディレクター / 演出家
1992年より俳優として劇団四季を経て舞台・テレビで活動後、2001年度文化庁芸術家在外研修員として渡英。その後Jeremy Stockwell氏の元でImproを学ぶ傍ら、Ecole Phillpe Gaulierにてルコックメソッド、Antonio Favaよりコメディアデラルテを学ぶ。
2003年よりイギリスを拠点に俳優と講師として活動。俳優としては2017年までフィジカルシアターを中心に舞台・TV・映画に出演、The Clod EnsembleやFevered Sleep などのカンパニーの作品にレギュラーで出演。演出家としてはFlying Eye companyを共同主催、『GLOW』でArgus Angel Awardを受賞。
現在ロンドンのマウントヴュー演劇学校の常勤講師を務める傍ら、リーズプレイハウス、ニューアースシアター、ミラクルシアターなど様々なスケールの作品でムーブメントディレクションを行う。日本では、創立から新国立劇場演劇研修所にて教えると共にK’sスタジオにてオンラインも含めた俳優とクリエイターのためのワークショップを開催している。
撮影:日下諭